ちょうどよくて、ちょっといい日々。

主婦/母親の管轄って果てしなく広範囲ですよねぇ。。。「カエデノオト」の別館です。

「コロナ鬱?」っぽいのから自力で脱出しようとしているのかも


2020/07/14 少し追記しました

我が家の「コロナ不況」はまだまだ続く兆し

そんな人は多いと思いますが、
もっと大変な人も多いと思いますが、
我が家は夫の職業柄(あっ、私もだ)、コロナ不況はまだまだ長く続きそうです。

「私、なんでこんな職業を…(以下略)」
「私、なんでこんな仕事のひとと…(以下略)」
「なんで夫婦そろって…(以下略)」
なーんてことを決して思ってはいけないし、
今更思ってもどうにもならないし、
こんな世になるとは思っていなかったわけだし。
わかっているのに考えてしまいそうになる。これはちょっと危険なサインです。

周囲を見渡すとそう大きな影響のない職業もあって、そういう現実を見るとなかなかつらくなるわけです。で、先のようなことをつい思っては打ち消したりする日々です。

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こどもといるときは、「やつあたりはよくない」と本能的な自制がきくのですが、どこかにぶちまけたい。
となると、夫しかいない。
そして夫にぶちまけてもどうにもならない。
たぶん、向こうもぶちまけたいはず。
どっちが先にぶちまけるか、みたいなことになりそうになったり。
あー、ちょっとメンタルやられてるなぁ、と思うことがよくあります。

この記事にも書いてますね。

kaedenote.hatenadiary.jp

躁から鬱へ。。。

きっと、私だけじゃない。たくさんたくさん、いらっしゃるはず。

今は「まじでやばい」と思う前に、自浄作用が働いている気がする

ああ、重い、苦しい、と思ったら、外に出るに限りますね。
ステイホームも少し緩やかになりました。密にならない「家ではない場所」に少し滞在するだけで、気持ちを切り替えることができるものです。

最近、普段はやらないのに自然とやったこと、を挙げてみます。

遠回りして緑に会いに行く

1〜2週に一度、自転車でとなりの駅周辺まで出かけるのですが、幹線道路沿いを走る最短ルートをやめて、緑豊かな遠回りルートを使うようになりました。

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下手絵。。。

知っていたけれどこれまで行ったことのなかった緑多いエリア。
行ってみるとそこは別世界でした。

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こんなかんじかな?

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こっちが近いかな?

みどりの匂いがして、吹く風は暑い日でも風が涼やかです。なんともいえない自然のパワーを全身で感じることができます。大袈裟でなく、感動ものです。
自然に触れる、って、やっぱりだいじ!

家じゃないところでひとりで過ごす

自宅って、家族の人生のすべてがたまっている場所ですから、重いときはとことん重い空間になるのだと、痛感しました。

そこじゃない空間に身を置くって、心のバランスのためにはすごい大事なんじゃないかなと。

それのスケールの大きいのが、旅、なんでしょうね。

今回は「家にいてください」ですからね。いろいろたまりまくって、澱みまくって、その中にずっといるってしんどくなりますよ。

そんな家からちょっと離れて、ちょっと一息つく場所があると気持ちが切り替わります。

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そこが好きな空間だったら、なおよし。
そこでかかる数百円は、払う価値のあるもの。
自宅からそう遠くない場所にお気に入りの喫茶店がある、って、健全な生活を送るためには重要なポイントかもしれません。
もちろん、公園でも、雑貨店でも、書店でも。

本を読む

どちらかというと実用書やエッセイを読むほうが好きです。
物語は、そっちの世界に行って戻ってこれないことがあり…、戻れなくなると困るので、意識して手を出さないようにしています。
きっと、切り替え下手なんですよね。
それが、先日、店頭でふらぁ〜っと手に取った本が読みたくなって、衝動的に買って、隣のスタバに入って読んだんです。

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有名作家の短編がおさめられた本。

トップバッターは、懐かしい赤川次郎さん。
1編目の「仕事始め」というショートストーリーを読みおえたとき、私はスタバのすみっこの席でどばぁ〜っと涙腺崩壊していました。。。今の社会と重なるところもあって、「ええはなし」でした(号泣)。
その、大きな感情の揺れが、今の自分には必要だったのかもしれません。
気持ちを入れ替えることができたようでした。

この「1日10分のごほうび」の商品解説を引用しますね。

NHK WORLD-JAPANのラジオ番組で、世界17言語に翻訳して朗読された小説のなかから、人気作家8名の作品を収録。好評シリーズ第二弾。亡き妻のレシピ帳から在りし日の姿を想う老夫。対照的な生き方をしている女友達からの贈り物。大御所・赤川次郎×新鋭・田丸雅智のショートショート読み比べも愉しい一冊。きっとお気に入りの作品が見つかるはず!
引用元:amazon商品ページ

人気・実力ともに折り紙付きの作家たちの作品だけあって、どのストーリーも素直に胸を打つものばかり。どれも短いので気軽に読み始められ、ちょっと「あっちに行きたい・すぐ戻りたい」という今の私にぴったりでした。

 NHK国際放送が選んだ日本の名作 1日10分のごほうび
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発売から3か月で、8刷。売れているんですね。これは第二弾だそうで、第一弾がこちら。こっちも読んでみる。

NHK国際放送が選んだ日本の名作 1日10分のしあわせ
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2020/07/14追記

その後、「1日10分のしあわせ」も読みました。

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どちらも、すきま時間に気分転換のできるよい作品でした。

これまで読んだことのない作家さんの作品に触れられたことも、よかったです。

自分で動けるなら、きっと大丈夫。

緑を見に動いたり、
環境を変えてひとりになったり、
本を読もうと思ったり。
どれもなんとなく自発的にやったことで、その結果少し気持ちがいい方に切り替わりました。
まだまだつらい日々は続きそうだけれど、こんなふうに無意識に切り替えようとする気持ちが働くあいだは大丈夫かな、と思う今日このごろ。
なんとかなるなる!
明日も、自転車で緑を見に行ってこよう。

本日のおまけ

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各地のお土産。
ちょこっとあると、癒しになります。
なんでも適量がだいじ。