切り替え下手は、読書下手
私は小説、マンガ、映画をあまり読みません/観ません。
嫌いではないです、むしろ興味のある作品はいーっぱいある。
でも、読めずにいます。
ものすごくのめりこんでしまうんですよね。
のめりこむと、自分のすべてがその世界に染まってしまって他のことが全然できなくなる。。。
切り替えが下手といいますか。
限られた時間で読もうとすると、脳が焦ってしまって上滑りしてしまうというか、読んでいるのに頭に入ってこない。
息抜きに、気分転換に読書、なんていうのを聞くとかっこいいなぁ、って思います。
私の息抜き、気分転換はただただ「ぼー」っとすること。。。
そんな私が本を読んだら、脳内の換気ができた
2月末にこともの学校が休みになり、夫の仕事も止まってしまい、この2ヶ月、家族全員がほぼずっと自宅にいるというほんと、非常事態。
いろいろと戸惑いも多く、
世の中もこんななので気持ちもざわつくし、
将来への不安も大きい。
あーーーつかれた、久しぶりに本当に心の底から疲れた、と思ったときに、フェイスブックに流れてきた「おすすめの本」に目がとまりました。
なんとなく読んでみたいと思い、入手。
旅がテーマの短編が4編。
読むときは寝室に籠もって、集中して。
4回に分けて読み終えたら、自分の中の換気がしっかりできたような気がしました。
ああ、こういうのを気分転換というのだな。。
「さいはての彼女」浜田マハ
共通点の全くない主人公たちなのに共感できた
世の中でそこそこ活躍して、社会的ポジションやお金があるんだけど、でも仕事でミスをしたりしんどい気持ちがあったりしている女性が旅に出る。
人、風景、アクシデント…日常にはありえない出会いがあって、それらを通して主人公の気持ちに変化が起こる。そしてまた前を向く。
登場する女性と私に共通点は全然ないんだけど、気持ちのゆらぎに共感できたのはなぜだろうな。
挫折→希望、っていう話の展開が今の自分が求めていたものだったのかもしれません。
旅する先が、思い入れのある場所だった
そして4編のうちの2編の舞台が、北海道。
ウトロと阿寒。
これがね、2カ所とも私の濃〜い思い出の場所だったんですよ。。
思い出の場所がていねいに描写されているのを読んでいると、ばばばばんと当時の記憶が蘇ってくるものですね。
どちらも主人公にとって光が見えた場所だったのが嬉しかったです。
そこで失意の中命を絶ってたりしたら、つらいわ。
「旅」のかわりになり得るものは
世界中がしばらく旅なんてできそうにないこの時期に読んだことで、「旅する」ことについて考えることになりました。
見慣れているものがなくて、見たことのないものがある場所に行ってみるということは、大切なことなのかもしれないですね。
この先、旅行なんてなかなかできない時代になると専門家が言っています。素人でもなんとなく、それはわかります。
「旅」のかわりになり得るものって、なんでしょうね。
本だって、出会いにタイミングがいるんだな
時間があって、その気があって、
そこに「これなんかどう?」という情報がやってきて、
目にとまって、手にとる。
「違ったわ」ってことになることもあるだろうし、人生が変わるような出会いになることもある。
なんにでも「出会いのタイミング」てのがあって。
それって、運命なんでしょうか。
どんな出会いも大切にしよう。
なんてことを思いました。
本日のおまけ
こどもが小さいときにつくったがま口。
生地を選んだのはこども…リボンを希望したのもこども。
そして10年が過ぎ、今の彼女の好みは真逆。
私もそうだよ…好みじゃないわ…
我ながらとてもいい仕事をしているのに。残念。
(でも捨てられない)
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