◆繁昌亭のこども向け春休み企画。大人もこどもも楽しめました
小学校の修了式は明日・23日なのですが…春分の日、ひとあし早く春休みイベント「繁昌亭・春休み こどもらくご教室」に出かけてきました。
天満天神繁昌亭は大阪天満宮すぐそばにある「上方落語専門の定席」…つまり落語専門のホールみたいなものですね。ここでこども向けのプログラムがあるという情報を入手して、チケットを確保していました。というわけで母子で出かけてまいりました。
はじめて入った繁昌亭内は想像していたより席数が少なめ、でも落語を聞くのにはちょうどいい広さのように感じました。椅子はゆったりとしていて、居心地のいい空間でしたよ。
午前10時から1時間半のプログラム。前半は落語家さんによる落語の歴史や道具、楽器などのお話と実演。やりたい!と手を挙げたこどもたちが舞台に上がっての体験など。後半は皿回しななどの演芸と、短い落語が一席。
-いやー、思っていた以上に楽しかったです!
まず、落語家さんだから話が上手い。上手いから楽しく聞けるし内容が頭に入りやすい。そして、こども向けなので内容がシンプルでわかりやすい。落語を知らない大人の入門としても十分な内容でした。
とはいえ、内容が全部理解できるのは小学校高学年以上かな…でも、面白い表情やわかりやすいダジャレのおかげで小さなこどもも楽しかったと思います。終始笑い声が響く90分でした。
笑いだけではなく、日本の伝統芸能の入口が少しでものぞけたこと。着物、手ぬぐい、扇子、きれいな所作や頭の下げ方。日本のことば。大人でも知らないことが多いですから、親子揃って触れることができ、すごくよかったです。
我が子も楽しかったみたいですね…私が半分無理矢理連れていったところもあったので反応が気になったのですが、声を出して笑っているのを見て、よかったと思いました。実は少し前に学校で落語を聞く催しがあり、今回のものはそれと似ていたそうですが、ネタは違うし、面白いことは何度聞いても面白いし、ということで「全然おっけー!来てよかった!」とのことでした。
みんな、笑うことを前提に来ているんですよね。だからちょっとしたことで大きな笑いが起こり、笑いが笑いを呼んでみんなが楽しくなるような空間でした。
笑うってすごく大事なことかもしれないと思ったりしましたね。いや、行ってよかったです。朝早かったけどがんばって起きてよかった(笑)。
◆今回の企画は大阪市主催。毎年開催されるようです。
今回の「春休み こどもらくご教室」は大阪市主催。今回出かけたのはこども落語教室の初級編でしたが、ほかに上級編、大人向け入門編がありました。
この企画の入場料は中学生以下500円、高校生以上1000円。たいへんお得価格。
ここ数年、毎年この時期に開催している様子。今回は1月中旬に発表→下旬にチケット発売でしたから、来年もこの時期に情報をチェックして、ぜひ行きたいと思います。
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