◆マンション。老朽化の修繕、建て替え問題。
3月14日（木）の「あさイチ」で、老朽化したマンションの修繕・建て替え問題を取り上げていました。
夫と一緒に見ていて、はぁ〜大変そうだねぇ〜と溜息をつきました。
モノはいつか古くなって、そのうちダメになる。家（マンション）も同じ。
でも簡単に処分したり、買い替えたりできるものではないですもんね。
テレビを見ていて、少し前にこんな記事に遭遇して、気になってブックマークしていたことを思い出しました。
言いたいことは、まぁ分かります。土地神話の崩壊、まぁ分かります。よい中古マンションを見つけて買え、みたいな結論のように感じましたが、「あさイチ」を見ていたら中古マンションだっていろんな問題を抱えていて、買う時にそれらをチェックできるのか？っていうとどうやらそうではなさそうです。
私の母親は12年ほど前に、人気の沿線のまぁまぁ人気駅の駅前に建った新築マンションを購入して住んでいます。時々話を聞きますが、たとえばこんなこと。
-最近賃貸に出しているらしい人が増えてきた。顔ぶれが変わり、エレベーター内での挨拶が減った
-駐車場スペースに空きが増えた。たぶん駅が近いから車を手放す人が多いのだろう
母親もそのひとり。駐車場代は将来の大規模修繕に充当することになっているそうですが、収入が減り、修繕費の調達が予定通り進んでいないそう。
-管理組合の役員のなり手がない
その大変さを思うと、PTAの役員よりなり手がいないのではないかと…。新築の頃ならまだいいかもですね、老朽化が見え始めた頃からの役員て、誰でもできるものではなさそうですよね。
立地条件がよく、自分が住まなくなったとしても貸せば借り手が見つかりやすい。売るとしても売りやすい…母親のマンションは好条件が揃っているようですが、じゃあ何も問題がないのかといえばそういうわけでもありません。
◆一戸建てには「修繕積立金」はない。それはラッキーなことではない
「あさイチ」では、老朽化マンションのメンテナンスについて、
-入居者の考えが一致しない
-修繕積立金が足りない
等々の問題を紹介していて、いやぁ〜ホントに大変そうでした。
その様子に柳沢さんが
「戸建てのほうがいいねぇ」
みたいな発言をしていましたが、もちろんそういうわけでもありません。
一戸建てはマンションのように「考えの違う大勢の家族の意見をまとめる」という苦労はないかもしれませんが、自分たち家族で全てを決め、資金調達しなければいけません。計画的で、情報と知識を持つ人なら古くなっていく家とうまく付き合っていけるのでしょうが、そういう人ばかりではありません。むしろそんな人は少ないのでは！？
一戸建ての場合もマンションと同じく、家を購入して住み始めたその日から毎月「修繕積立金」を積み立てていくべきなんですよね…
「住宅ローンの返済に毎月○万円充てられる」
じゃなくて、
「住宅ローンの返済と＋固定資産税・火災保険等々の費用＋メンテナンス費用の積立に毎月○万円充てられる」
みたいな考え方で家を建てないと。
だけど、そういうのってなかなかできない。
ん？できてますか？みんなできてる？？？
だとしたら、うちは大反省ですな…
＊
◆やっぱりこれからの時代は賃貸のほうが無難なのか？
じゃあもうやっぱり賃貸がいい？
これも、一概にそうはいえないように思います。
最近、こんな番組も見ましたよ。。
結局、なんでもそうですけれど、家のことだってもう全て「ケースバイケース」ですよね！経済面だけで判断できるかというと、決してそうではない。
家を持つって、難しいです。
人生に何度も経験できることではない。
何度も経験できることならば、失敗を次回に活かすことができるのに。
ほんとにそう思います。
まぁ、間違いなくいえることは、家についてどんな選択をしてもとにかくとにかく大事なことは
「お金を貯めておく。蓄えること」
でしょうか(^_^;)
そして縁あって手に入れた我が家を、大事にしていきたいと思います。
おしまい。
おつきあい、ありがとうございました！
＊
関連リンク
この時の専門家ゲストのおふたりのお話は、とてもわかりやすくためになりました。
米山秀隆さん、大木祐悟さんだそうです。
