◆洗い物をしていたら、つま先が冷たくなってきて
こちらの記事で↓
「家を建てて10年もするといろいろな機器の調子が悪くなるよ!」
というようなことを書きましたが、
我が家の場合、経年劣化が原因でやや大きなトラブルにはじめて見舞われたのは今から3年ほど前、つまり「おうち7歳の冬」のことです。
だから5年過ぎた頃から警戒をはじめたほうがよいのかもしれません。
◆想像以上の費用がかかった「修理」
「おうち7歳の冬」に遭遇したのは、キッチンの水漏れ。
いつものように洗い物をしていたら足先がじわりと冷たい。。。
ん?と思って足元を見たら!キッチンマットがたっぷり濡れている!
びっくりしてシンク下の二段の引き出し式収納を前回して中を覗いてみました。
そうしたら、水道のホース(うちのキッチン水栓はヘッドを持ってびゅーと伸ばすことができるのですが、その部分)からぽたぽたと水が落ちていて、本来それを受けるはずのトレイからはずれて、水が床や引き出し収納の中へと流れていたのでした。
慌てて施工してくれた地元の業者の担当者に連絡。
当時の現場監督さん(兼アフターフォロー担当)がすぐに来てくれました。
小さなトラブルならここで監督さんが解決してくれるのですが、このときはそうはいきませんでした。
「ホースのこの部分から水漏れしているのは間違いないから、メーカーに連絡をとるのがいいと思います」
↓
マニュアルの束からキッチン水栓のものを取り出して、メーカーのユーザーサポートに電話で連絡。
やりとりの末どうなったかというと
↓
- おそらくホースの劣化
- ご都合のいい日時にスタッフを向かわせます
- 出張費+部品代(ホース代)がかかります。ここでご提案です
- 5年経過しているなら、おそらく近いうちにホース以外の部分の不調もあらわれます
- その都度ですと、毎回出張費がかかります
- いっそのこと今回まるごと交換しちゃいませんか?そのほうが部品代もお得です
- 1回分の出張費ですべてが新品になります
- このあとまた安心してお使いいただけます
・・・
私は
「水漏れなんて小さなパッキンとか、ダメな部品を交換すれば直るものでしょ?」
と発想するようなザ・昭和の世代です。
費用も1000円くらいで何とかなるのではないかと思っていました。
でも、今やそういう時代じゃないんですね。しょっちゅう遭遇するものではないから、わかんないですよね。
結局、この時は1万円近くがかかり、我が家のキッチンの水栓一式は新品になりました。
◆時代とともに「修理」のスタイルも変わっているのかな
この時来てくれたスタッフの方が話しやすい方で、疑問に答えてくれました。ざっとこんなかんじでした。
- 最近の水栓は新製品が次々と出る。仕組みや部品がどんどん変わる。細かくなおしながら長く使うというのは難しい
- 工事業者はみなメーカーの研修を受けて取扱業者としての認定を受ける。取り付けや修理ができるという仕組み。大手のメーカーはどこもそうだと思う
「水栓がダメになったときにはいろいろ調べて好きなデザインのものを選ぼう。まぁずーーーっと先だと思うけど」
…新築時にはそんなことを思っていたのですが、結局なんだか今のメーカーに囲い込まれたようなかんじになってしまい。
これでは故障して急ぎ交換、ではなく、計画的に動かなければお気に入りの水栓にはできそうにないですね。それにはまとまった資金と「ぜーーーったいそうしたいの!」という強い気持ちが必要です。じゃなきゃ動けませんよね。
お宅拝見など見ていると、グローエなどの美しい水栓がよく登場しますが…
トラブル時・経年劣化のメンテナンス費用が気になるところです。
◆水回りの点検メモ
- 時々、収納を開けてのぞき込んで状態をチェックしておく
- 5年経過したらトラブルの覚悟をしておく。もしくは新調のタイミングを見計らう
- すぐに相談できるプロがいると心強い(建築時にお世話になった業者さんなど)
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