◆こんな返礼品もあるなんて。
先日、以前利用したことがある「ふるさと納税サイト」からメールが届きました。人気商品が再登場したよ、というお知らせで、その商品とは
JCBギフトカード1万円分(2万5000円の寄付で)…静岡県小山町
ツーリスト旅行券 寄付額の半額分(1万円単位の寄付)…大阪府熊取町
人気で、限定数がすぐになくなってしまう場合もあるそうで。
去年はちょこちょこふるさと納税をやっていたのですが、今年はあまり見ていなかったので驚きました。
こんなことになっているのかー!
旅行の予定があって、時期が合うなら寄付額のなんと半分の旅行券なんてすごいお得ですよね。
使用できる範囲の広い商品券も、こんなにいただけるならすごい有り難い。
長野県小谷村には、アウトドアブランドのポイント返礼品シリーズがあるようですよ。へぇ〜!
◆ふるさと納税で我が家は潤い、わが市は貧乏に…なってる?
2年ほど「ふるさと納税」をやってみて、思ったことがあります。
節税になって、おいしい・うれしい思いができる。すごくいいなと思う反面、今住む市のことを思うと…いいのか、どうなのか。
我が市はとても小さな市で、目立った特産品もなく、観光地でもありません。
先日ポストに、市会議員の活動報告が入っていました。なんとなく見ていたらやっぱり。
ふるさと納税の仕組みによって、この市の税収は減っているんですって。
その市会議員は「もっとうまくやらないでどーする」的な意見を書いていましたが…ほんとその通りです。
ふるさと納税というおいしい節税制度は、「あるのだからどんどん使えばいい」と思うけれど、その結果自分の住む街の税収が減っているということは、ここが住みにくい街になるかもしれないということで。
こどもは今、市立小学校に通っていますが、そのボロさを見るたび
「もし税収が減っていなければこの雨漏りもなおせたんじゃないのか?」
などと思ってしまうんですよね。
◆正しい使いかたをすれば、暮らしは確かに「ゆたか」になる
ふるさと納税を利用していいなと思ったのは「その土地自慢の美味しいものが食べられる」ということですね。いくつか寄付してみた場所から届いた名産品、どれも本当に美味しかったですもん。
しかし我が家は3人家族で、少食で、偏食傾向で、夫は長期不在が多いのです(笑)。
ふるさと納税の商品は、着日指定ができるものが少なかったり、ピンポイントでの指定ができなかったりします。
あったとしても競争率が高い。リサーチや申込のタイミングなどにかなりの時間を費やすことになります。そこまでの時間、かけられません。
ある日突然大量の生鮮品が届くと、正直困る、と思ったんですよね。
近所に分け合える親戚や実家があるわけでもなく。
節税、になっているのかこれは?
節なっているとしても、かわりにかなりな贅沢をしていることになり、そして我が街は貧乏になっている…?
どうなんでしょうこれ。
もうひとつ、近所のスーパーで買い物するときにテンションが下がるようになったかも。産直のおいしいものとどれくらいモノが違うかを、目の当たりにしてしまったからです。とはいえ日常をすべて産直良品に置き換えられるわけではない。
これもなかなか、フクザツです。
◆とかいろいろいいつつ、私の忘れられない返礼品2品
…などといいつつ、「もう一回食べたいから寄付しようかな」と忘れられないものがいくつかあります。
このトマトは本当に新鮮できれいで美味しくて、トマト好きには最高でした。小さなパッケージで入っているのでお友達のところに手土産にするのにもちょうどよかったです。
食べきれないものはセミドライトマトにして。きれいで、見るからに美味しそうなトマトを並べる作業は楽しかったです。
これも忘れられないお味噌です。今はスーパーやcoopのものを使っているのですが、このお味噌の味ばかり思い出します。
いいお味噌だと少量でもいい味になるんだということも実感。今は多く使いすぎているような気がします。
寄付額が上がっているので、「返礼品の額は3割程度に」というのを守って修正なさったのかな。
忘れられないくらいいいものは、自然とリピート買い(いや、リピート寄付)したくなります。
その町の名前も覚えるし、位置も気になる。この商品が作られる背景を知りたくもなる。これぞ正しい「ふるさと納税の利用のしかた」ですよね。
しかし、やっぱりなんだか「贅沢をして自分の住む市の税収を下げている」という気持ちにならなくもない…。
(※もちろん個人の意見です)
節税できる税の種類を選べればいいのにな、とか思う今日このごろです。
◆「本館」もよろしくお願いいたします。
来年の手帳、カレンダー。我が家は整いました
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