◆「医療費集計フォーム」 の入力はシンプルで簡単!
今週末に期限を迎える平成29年=2017年分の確定申告から少しルールが変わった「医療費控除」について。
今回の申告作業を実際にやってみて
「結局、これまでどおりの準備をしていればいいんだな」
ということになりました。
これまでどおりの準備というのは、
「病院にかかったら、その都度記録をして領収書を保管」
…というものです。
そして「その都度の記録」は国税庁のサイトからダウンロードできる「医療費集計フォーム」にするのがおすすめです。
ダウンロード先はこちら。
入力方法をまとめておきます。
◆「医療費集計フォーム」を開いて、順に入力するだけ
- 病院にかかった家族の名前
- 病院や薬局の名前
- 医療費の区分
- 支払った金額
入力するのは、通常この4項目。
3つ目の「医療費の区分」はプルダウンになっています。といっても空白か「該当する」のどちらか。次の4つに分かれています。
- 病院に見てもらったら「診療、治療」
- 薬をもらったら「医薬品購入」
- 介護保険のサービスなら「介護保険サービス」
- 「その他の医療費」は交通費などに使用
交通費の入力方法は次のとおりです。
【確定申告書等作成コーナー】-病院へ行くための通院費の入力方法より
もし、入力時に悩んだらここを見るとだいたい解決します。
◆「左のうち、補填される金額」欄は給付を受けた時だけ入力
表の一番右端、「左のうち、補填される金額」を使用することは少ないと思います。たとえば
- 入院して、加入している入院保険の入院給付金を受け取った
- 学校の体育の授業中に怪我をして通院したので、スポーツ振興センターの「災害共済給付金」を受け取った
- 出産で入院して、健康保険組合などから「出産育児一時金」を受け取った
などといったときはここに入力が必要です。
その時
出ていったお金が「支払った医療費の金額」となり、
入ってきたお金が「左のうち、補填される金額」になります。
<例>入院で8万円かかったけれど、入院保険に入っていて5万円給付された場合
「支払った医療費の金額」 80,000
「左のうち補填される金額」 50,000
その都度入力していくと、合計金額が計算され、左上の「支払った医療費の金額」のところに表示されます。ここが10万円を超えたら、次の確定申告では医療費控除が適用されるというわけですね。
我が家、現時点(2018年1月1日〜3月10日)で1万円超え(´。`)
10万円を超えないように、皆が元気で過ごせる一年であって欲しいです(祈)
しかし、
一般家庭でも当たり前にパソコンが必要な時代になりましたねぇ…
「なにを今更」
「うん、わからないことだらけでホント困る」
どっちの感想もありそうです。
人生の大半の時間、パソコンなんかなかったという世代の方もおられるわけですから、そういう皆さんにとってはしんどい時代になってしまったんだろうなぁ、と思います。
おしまい。
おつきあい、ありがとうございました。
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