◆「ふつうはこう」ってもうないな。教育も暮らしも多様化の一途
先日の日曜日、小6の我が子がはじめて「英検」を受検しました。5級です。
会場となった高校に出向くと、ご近所の仲良し同級生に遭遇。番号が近く、同じ部屋での受検と分かって、ちょっと心細そうな表情をしていた我が子もこの偶然に大喜びでした。
その同級生は、通っていた私立幼稚園が英語教室の会場になっていて、幼稚園の頃からそこに通っているとのこと。その先生にすすめられてはじめて受検することにしたんだそうです。
「○○ちゃん(うちの子)、英語、習ってたんやねぇ」と言われたので、
「タブレット教材のオプションで英検のプログラムをやっているけれど本人まかせ。たぶん合格しないと思うんだけど受検を経験するのもいいかなーと思って連れてきた」
とこたえると(事実です)、
「わぁ、意識高い系やね」
と言われました。
私に言わせれば、幼稚園時代から英語を習わせているほうが意識が高いようにも思いますが…(^_^;)
「じゃあ、書店に行って個人申し込みをして?」
と聞かれたので、ネットで申し込んだよ、というと、ものすごく驚かれました。
★英検は英語系の塾、学校単位での申し込みのほか、書店、ネットでも申し込みできます
私は「できるものはネットですませる」という生活をしているのですが、その同級生のお母さんはそうではない様子で、
現代社会、「ふつうは」っていうのはもうないな、
とすごく思いました。
自分がこうだからみんなそうだろう、
とか
○○さんがそうならみんなそうだろう、
というのはもう、ほとんどないと考えたほうがいいのかもしれません。
わからないことがあって、参考にしたいとき。いったいなにを目安にすればちょうどいい情報を得ることができるんだろう?
難しい時代ですね。
◆我が子への教育も、どれくらいが適当なのかほんとうにわからない
教育もそうですね。これでもかというくらいの多様化。
中学受験ももはや当たり前と読めるような記事がネットには溢れています。
振り回されないように必死です。
小学校低学年から熱心に英語を学んで、英検5級、4級なんて早いうちにクリアしているお子さんもおられるようです。
以前、こどもと一緒に書店の英検コーナーにいたら、そばにいたおばあさんに話しかけられたことがありました。
「孫がね、このまえの英検で5級と4級両方に合格しましてね、大して勉強はしてなかったんですけど、私が毎日10分ほど教えてまして。いま小学1年生なんですけどね」
おばあさん(というにはとてもお若いおしゃれなご婦人でした)はおすすめの教材などを教えてくれて去っていきました。
「あのすてきなおばあちゃま、きっと孫の自慢をしたかったんだねぇ…」
その後ろ姿を見ながら母子でつぶやきました(^_^;)
◆我が子は「スマイルゼミ」で自宅学習しています
我が子は5年生進級と同時にはじめたジャストシステムのタブレット教材「スマイルゼミ 」がたいそう気に入っていて、毎日自主的にコツコツとやっています。
2〜4年生はベネッセ(進研ゼミ小学講座)の「チャレンジタッチ」をやっていましたが、本人の希望でスマイルゼミに乗り換えました(その経緯はまたの機会に)。
スマイルゼミの勉強が成績向上に役立っているのかは、正直なところよくわかりませんが、毎日決まった時間に学習する、という習慣付けにはなっているようです。
本人に尋ねたところ、「タイミングによって学校で勉強する内容の予習になったり復習になったりいろいろだが、どちらにしてもプラスになっている」ということでした。
そんなにタブレット学習が好きなら、オプションの英検講座もやってみる?と始めたのが6年生の4月。
「チャレンジタッチ」の英語のオプション教材=challenge englishも利用したことがあり、これがなかなかよかったのですが、それはまた別記事にて…
◆「スマイルゼミ」のオプション教材「英語プレミアム」で英検対策
通常教材同様、英検プログラムも自主的にやっていたのですが、毎日の学習量がやや少なかった様子。
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「スマイルゼミ」では年に1回、秋の英検が無料で受検できるシステムがあります(2018年秋時点)。但し、無料受検できるのはタブレットで行うプレテストで合格圏内だった場合のみです。
昨秋はこのプレテストで合格圏内に届かず、受検そのものを断念。
学習量を見直してみてはどうかと提案し、本人にまかせて様子を見ていました。
「スマイルゼミ」ではスマホに専用アプリを入れると、こどもがどれくらいの学習をしたか、毎日レポートが届きます。これを見ると学習量がわかる仕組み。
一日の学習時間は以前より増えたようですが、今回も合格圏内には届かず。でもこれも経験と、自費で受検することにしました。
「スマイルゼミ」の教材と並行して、市販のドリルを1冊。それと、過去問を3回。
じわじわと成績は上がっていたんですけどねぇ…。
もう少し早くからたくさんやっていれば、合格に届いていたんじゃないかなぁ(って、結果はまだ出ていませんが…不合格前提で)。
そんなことを本人が自分で気付いて欲しいんですけどね。
◆最近のこどもは皆、リスニングが得意?
過去問集の採点を手伝っていて、おや?と思ったことがあります。
リスニング(聞いて答える)の部分の成績が、1回目からすごくいいのです。
「まぐれあたり」ではなさそう…答え合わせで確認してみたら、ちゃんとわかっています。
毎回安定していい成績です。
リスニングが苦手だった母親としては、すごく意外。
この子は、耳がいいのだろうか!? ならば…!
「学校の友達みんなリスニング得意って言ってる」
そ、そうか。
みんなそうなのか(^_^;)
今は学校にネイティブの先生が来て英語の授業をやってくれるし、タブレットからも音声が出て、何度でも聞けます。耳からのほうが入りやすいのかもしれませんね。
◆ダメモト受検をしてよかったと思うこと
そんなわけで、合格可能性の薄い受検をしてきたわけですが、受けてよかったと思うことがいろいろとありました。
本人の経験に
試験の本番の雰囲気は、経験しないとわかりません。大勢の知らない子と慣れない場所でのテストを経験できてよかったなと思っています。
高校の下見に
今回の試験会場は高等学校。自宅から通えない距離ではありません。もしかしたら進学先に選ぶことになるかもしれない…そう思うとアクセスや施設、雰囲気などを実際に体感できたのはとてもよかったです。
校舎は決して新しいものではありませんでしたが、女子トイレはきれいに改装されていて驚きました。さっすが私立!と思いました。
教室内は生徒たちの教科書などが置かれていて、掲示物もそのままで、リアルな高校生活を少し垣間見ることができました
母、つかの間、高校生にタイムスリップ
保護者控室も教室でした。思いのほか小さな机に突っ伏して寝る保護者、本をよむ保護者、高校生が練習中のグラウンドをぼんやり眺める保護者…おじさんおばさんが高校生をやっているような様子がすごく面白かった!
中学生にもなれば外部で受ける試験でも友達と行くようになるでしょうから、母親がこんな経験ができるのも今だけかもしれません。
寒かったし遠かったしとても疲れたけれど、行ってよかったと思う一日でした。
本人もそれなりに達成感はあった様子…
あとは合格できれいれば、ラッキーなんだけど、さてどうでしょうね?
◆カエデノオト本館もよろしくお願いいたします。
カエデノオト(暮らし360°) - わたしの暮らしのちいさな経験、誰かのお役にたちますように。
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