◆家族皆「びじゅチューン!」の名曲が耳から離れない…きっかけは小学生新聞
「びじゅチューン!」は、2013年8月からEテレで放送されているテレビ番組です。
有名なアートをモチーフにしたアニメと歌が楽しい5分間の番組。
はじまった当初もツイッターで話題になっていたので一度見てみたのですが、私もこどももさほど惹かれることなく、見るのをやめてしまいました。
ところが、今家族全員が中毒状態に…。
きっかけは、今月から購読しはじめた「毎日小学生新聞」。なぜ購読をはじめたのかというお話は、こちら↓(文末にも関連リンクをまとめてあります)。
第二日曜の紙面に、「びじゅチューン!」の作者、井上涼さんの連載があります。
こどもが「絵がかわいくておもしろい」と言い出し、「その人の番組がEテレであったよ」と思い出し、ネットで探して見たところ…
アーカイブスのアニメと歌がたまらなく面白い!
ユーモラスな歌詞とメロディが頭から離れません。
↓NHK公式チャンネルにあるものをひとつ…
母子揃ってとまらないカッパえびせんのように音楽を聴かずにはおれない状態になり、強制的に聴かされた父親も同じことに。そんなときに、ターミナル駅で見かけた大阪市立博物館の特別展の告知「江戸の戯画」。
私「江戸の戯画だって。鳥獣戯画ジムの戯画だよ。行ってみる?」
子「行ってみる!」
引用元:びじゅチューン! 動画一覧 http://www.nhk.or.jp/bijutune/
真面目な戯画の展示を見て小学生が面白いかどうかは謎でしたが、なにかをきっかけに文化に興味を持つことはいいことで、しかも大阪市立美術館は中学生以下無料。つまらなかったらそれはそれでいいや、ということで行ってきました。
◆予想以上に面白かった、江戸時代の「漫画」の世界。「鳥獣人物戯画」の明治時代の写しの展示もありましたよ。
ただ「びじゅチューン!」にはまっているだけで、美術に詳しいわけでは全くない母子でしたが、江戸時代のユーモアたっぷりの絵は今でも面白かったり、かわいかったり。たっぷり楽しめました。さくっと見て出てくるつもりが、面白くて時間をかけて見てしまいました。
個人的に印象に残ったものを少しご紹介します。
耳鳥斎「地獄絵図」
地獄にたどりついたひとが、生前の職業にちなんだおしおきを受けている絵がたくさん。鬼の目がつぶらでかわいくて面白い。妖怪ウオッチみたいなかんじですかね。
北斎漫画
葛飾北斎といえば富士の浮世絵ですが、「北斎漫画」というシリーズがあるそうで。今の漫画に通じるものがありました。当たり前ですが絵が上手すぎて、感動ものでした。
ショップに手のひらサイズの北斎漫画本がありました。かわいい豆本、欲しくなりました!
歌川国芳「金魚づくし」
シリーズ期間前期にこのシリーズの確認されている全9点が揃うというのがこの特別展の目玉だそうです。
解説を読みながら見ていると擬人化された金魚たちがとてもかわいく見えてきて。お土産にポストカードを買いました。
当時の人気役者たち
市川團十郎や、尾上菊五郎など、今も見聞きする歌舞伎役者の絵もあり…今でいう「ブロマイド」みたいなものですかね。やっぱあの人たちの血統ってすごいんだなぁーと
ん?ブロマイドも既に死語?
◆「金魚づくし」9点が全部見られるのは5月13日(日)まで。
会期、入場料
6月10日(日)まで。当日大人1,400円、高校・大学生1,000円、中学生以下無料
簡単なアクセス
天王寺駅から動物園方面へ。「てんしば(無料の芝生広場)」内を横断して動物園の入口が見えてきたら右へ。レトロな美術館の建物が見えてきます。芝生広場が有料だった頃の名残の歩道橋が撤去されていて、アクセスがとても楽になっていました。「てんしば」は日陰がないので、日除け対策をお忘れなく!
混み具合
チケット売り場、入場に待ち時間はありませんでしたが、展示を最前列で見るためにはどこも列ができていて、しばらく待つことに。日曜日の午前中でそんなでしたから、このあとの連休、週末はかなり混むのではないかと思いました。
◆さて小学生、今回の特別展はいかがでしたか?
「おもしろかったからまた行ってもいい」
ほー!
美術というより慣れ親しんでいる漫画みたいなもの、と感じたかな。しかし「また行ってもいい」とは意外でした。ならばもう一度行く機会を作りましょう!と思う母でした(だって小学生無料!)
関連記事&リンク
小学生新聞購読のきっかけ
天王寺周辺ちょこっとガイド
Eテレ 水曜午後7:50、再放送月曜午前5:55 月曜深夜(火曜)0:50
トップページに動画一覧があります。