ちょうどよくて、ちょっといい日々。

主婦/母親の管轄って果てしなく広範囲ですよねぇ。。。「カエデノオト」の別館です。

書店ですてきなキットを見つけたので、ダーニング、はじめてみます


◆「ダーニング」を知ったのは、「暮しの手帖」の紹介記事

「ダーニング」を知ったのは、時々買う「暮しの手帖」の記事でした。

ネット検索してみると2016年の84号とわかりました。便利な時代ですね。
立ち読みだったかな買ったんだったかな…と本棚を探してみたら、ありました。

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◆「ダーニング」は、イギリスの伝統的な修繕技術

「ダーニング」は、イギリスの伝統的な修繕技術。靴下や衣類の、穴が開いたりシミができたりした部分を針と糸を作ってカバーしていきます。ダーニング(darning)は英語で「かがる、縫う」を意味するのだそうです。

昔祖母が先に穴のあいた靴下をかがってくれていたことを思い出しました。それはなるべく目立たないように仕上げてありました。

「かけはぎ」みたいなかんじでしょうかね。

朝ドラ「スカーレット」でも、主人公のきみちゃんの衣類には穴をふさいだ部分が何か所もあります。生地と違う色なのは、手元にある糸でふさいでいるからでしょう。

ダーニングも元々はただしいかけはぎ(?)と同様に、目立たない仕上げのものだそうですが、「暮しの手帖」ではじめて見た「ダーニング」はカラフルな糸を使ってあえてかわいく目立たせてあります。「装飾ダーニング」とも呼ぶのだそうです。

ちいさなアクセントがとてもかわいくてステキで、わあ…!とときめいたのですが、検索してみると「ダーニングマッシュルーム」という必要な道具が、ちょっと高い。

やる時間もあるかどうか、と思ったのでこの時はあきらめたのですが、先日書店でキットを見つけました。

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うっ、かわいい…。。。

この本の著者、野口光さんは「暮しの手帖」でダーニングを紹介されていた方でした。
シンプルに基本を紹介したコンパクトな本と、必要最低限なもののセットが2500円と少し。

店頭でamazonのレビューを検索してみると、なかなかの高評価。

どうしようかな、やってみようかな…と思ったときに、ダーニングで汚れを隠したいエプロンがあることを思い出しました。

これは。

天の声が、やりなさいと言っているのだな!

ということで、購入してみました。

◆ダーニングマッシュルームと糸と糸通し、必要最低限なもののセット

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本とセットになっているのは、ダーニングマッシュルームと糸と糸通し。ダーニングマッシュルームは飾っているだけでもかわいらしい、文字通りちいさなキノコです。

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手触りもいい。この上に加工したい部分を置いて作業するのだそうです。薄いテキストの表紙もなんともいえないかわいさ。

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糸は、ざまざまな色・太さ・素材のものが入っています。素材に合わせた糸選びが試せそうです。

糸の量、ちょっと少ないかなーと思いながら袋から出してみると、けっこうありました。

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はさみと針は自前のものを使用。

◆ダーニングに惹かれた理由その1 「モノが増えない」のがいい

私はちまちました手仕事が好きなのですが、悩みがありまして、それは

「作るのは好きだけれど、完成品には興味があまりない」

ということ…^^;

「作りたいもの」と「使いたいもの・飾りたいもの」がずれているんです。

たとえば、がま口が作りたくて作ったとしても、「布柄が気に入らない」「大きさがいまいち」「仕上げがきれいじゃない」みたいな不満があったり、使いにくかったりもして、既製品を愛用していたり。

しろうと仕事のものを人に差し上げることもできません。

結局、しまい込んだり、最終的には…処分したり(悲)

ダーニングは、愛用しているものに手を加えるから、ものが増えない!

素晴らしい…

◆ダーニングに惹かれた理由その2 中断・再開しやすそう

刺繍や編み物の場合、図案や編み図を見ながら作業しますよね。
編み目を数えながら編んだり、糸の色を変えたり、、、

途中で用があってぱっと中断というのが、しにくくないですか?

ミシンを使った縫い物も、同じ。
ミシンを出して縫い始めたら、一気にやってしまいたい気持ちになります。

そんなときにこどもが帰ってきたり、家族に呼ばれたり、急ぎの家事を思い出したり。
仕事をしないといけないのに、どうしてもここで中断できない、みたいなことがあったり。

ダーニングは基本、規則的に針を動かすだけ。
編み図があるわけではないので、自分が決めた範囲をちくちくすればいい。

中断・再開がしやすいと思うんです。きっと。

◆ダーニングに惹かれた理由その3 手元にある糸が材料になる。

ちょっとやってみようかな、と思って買った(けどやっていない)刺繍のキットや、むかしこどもに編んだマフラーの残りの毛糸。

家にはいつの間にか、たくさんの「糸」が集まって眠っています。

そういうものが材料になる。買い足す必要がありません。
それを使って、手元にある布ものが生まれ変わる。

ちょっとステキです。

ダーニング専用糸なんていうのがたくさん売っていて、すごくきれいなんですけどね…がまんがまん。

この本、とてもコンパクトなのに基本が網羅されていて、そのうえ生地の補強の方法や、ビーズを使った装飾ダーニングの紹介も。

見ているだけでもかなりときめきます。

糸選び、色選び、かなりセンスが問われるような気もしますが、
手元にあるものでやってみたいと思います。

◆そしてちょこっと、やってみた。

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試しにやってみた、無印良品のスリッパへのワンポイント。

赤い毛糸を使いました。所要時間30分ほど。

シンプルなスリッパが一気に、自分のものになったかんじがします。

太い糸(毛糸)のほうがごまかしがきいて、初心者向けかもしれません。

◆関連リンク

野口光さんのサイト

https://darning.net

野口光さんの販売サイト(Creema)

www.creema.jp

アマゾンでも取り扱いがあります


野口光 hikaru noguchi オリジナル ダーニングツール 立ち型ダーニングマッシュルーム

ダーニングが紹介されていた暮しの手帖 2016年秋号
6ページにわたって紹介されています


暮しの手帖 4世紀84号


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