ちょうどよくて、ちょっといい日々。

主婦/母親の管轄って果てしなく広範囲ですよねぇ。。。「カエデノオト」の別館です。

こどもから「エンダーイヤー」を教わり、大ヒット映画とテーマ曲を教え、googleさんから知らなかった事実を教わり、なんだか幸せだった夜の話


◆我が子のPCから懐かしい名曲のサビの部分が聞こえてきて

我が子(小6)の勉強机はリビングの片隅に置かれていて、そこは勉強スペースというよりもPCスペースとなっているのですが、最近そこから

「♪エンダーーーーイヤーーー」

と、懐かしい名曲のサビの部分が聞こえてくるのです、よく。

うちの小学6年生、少し前から「Scratch」にはまっています。

scratch.mit.edu

Scratch (スクラッチ) は、MITメディアラボが開発したプログラミング言語学習環境である。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/Scratch_(プログラミング言語)

 

最近の「こどもの頃からプログラミング教育を!」ブームの影響で、ものすごい勢いで利用者が増えているようです。学校でも使うことがあるそうです。Eテレにも関連番組があります。

www.nhk.or.jp

これ、確かにウィキペディアに掲載されているとおり「プログラミング言語学習環境」なのですが、「プログラミングを学習する」という一般的なイメージとは少し違います。

この「Scratch」を教材に、ワンステップずつ課題をこなして学んでいるような教室もあるようですが、多くのこどもたち(大人ももちろんいる)は、オンライン上で繋がった仲間とともに自然と教え合ったり、一緒に作ったり、やりとりをしながら学ぶ…というか楽しく遊んでいます。

こんな、大人が作ったものすごいプログラムがあったり


これは某コンテストで入賞した中学一年生の作品…こういうのもあるし

これは「第3回全国小中学生プログラミングコンテスト」のグランプリ作品

全国小中学生プログラミング大会 グランプリは中学3年生によるゲーム作品 | オールナイトニッポン.com ラジオAM1242+FM93

で、もちろん、こういうのばかりがあるわけではなくて

  • はじめたばかりの小さな子の、落書きのようなプログラム
  • 「歌ってみた」みたいなもの
  • 「あるある」や、学校についての愚痴をアニメにしたもの

こういうものもたくさんあって、もう何でもありなかんじ。

一見ばかばかしく見えても実はすごい高度なプログラムが組んであったり、シンプルな動きなんだけどアイデアがすごかったり、、、もちろんしょーもないものもありますが、どれもある程度の素材を用意し、最低限のプログラミングができなければ公開することさえできないわけで、そういう意味では「ここにいるこどもたちはみんなすごい」と言えるかもしれません。

Scratchの海は広くて深くて、視界を遮るものはありません。

◆「エンダーイヤー」ってなに?

で、その「エンダーイヤー」なんですが、もちろん、ホイットニー・ヒューストンの大ヒット曲で映画「ボディガード」の主題歌、「オールウェイズ・ラヴ・ユー」のクライマックスの部分。

ここばかりが、こどものPCから流れてきます。

「なんなのそれ?」

尋ねてみると、「あるあるアニメ」みたいなものを作ったときに、オチのシーンでこの曲のこの部分を流すというのが定番なのだそうで。

「こんな昔の曲、みんな知ってるんだ」

とこどもに言うと

「昔の曲? 知らんけど、エンダーイヤーはめちゃ有名」

そうなんだ。YouTubeなんかでも定番化してるんでしょうかね。

◆せっかくなので映画「ボディガード」についてこどもに教える

「エンダーイヤー」のもとである、この曲を知らないというので、YouTubeで探し出して映画の話とともに解説。

  • 昔大ヒットしたアメリカの映画でタイトルは「ボディガード」
  • 1992年だからあなたの産まれる14年ほど前
  • ケビン・コスナーとホイットニー・ヒューストンが主演し
  • この曲はそのテーマ曲で「オールウェイズ・ラヴ・ユー」
  • 歌っているのは主演のホイットニー・ヒューストン
  • ホイットニー・ヒューストンは2012年に亡くなった
  • この映画はめちゃめちゃ大ヒットしたので、母は見ていないけれど概要は知っている
  • この曲にも思い入れはないが、ものすごく聞いたのですごく懐かしい
  • そんな曲のサビがあなたのPCから聞こえてきたのでびっくりしたよ

「ふーん。そうなんや」

まぁ、こどもにとってはどうでもいい話なんですが、今ウケているもののルーツを何となく知っておくのもいいでしょう。こんな雑学も頭の片隅に少し残れば、なにかの役にたつかもしれません。

「そんなこと全然しらんかったけど、この曲めっちゃいろんなところで使われてる」

とこどもがgoogleで検索してくれた動画を見てびっくり。

◆「オールウェイズ・ラヴ・ユー」って、カバーなんですね!

知りませんでした…

ドリー・パートンのヒット曲だったとか。1973-74年の曲だとか。
オリジナルのジャンルはカントリー・ミュージックだったとか!

こんなことを今になって知るとは。びっくりでした。


Dolly Parton - I Will Always Love You - 1974

ほんとだ、カントリーで全然違和感がない!

そして、この古き良きアメリカンなファッションが今見るととてもかわいい。。

(ニコニコ動画で見るとエンダーーーーーって文字がすごい並ぶ)

小学生のこどもがPCに興味を持ってScratchをはじめて「エンダーイヤー」に出会って面白がり、母は昔の大ヒット曲のルーツを知る。
すごく面白いつながりだなーと思い、なんだか幸せな気持ちになった夜でした。

◆ブログ記事引っ越し完了のご案内

ほぼ日5年手帳についての記事を「本館」にお引っ越しさせました。

kaedenote.net

「本館」で新しい記事を公開しました。

kaedenote.net

もしご興味があればぜひ。

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最近我が家に仲間入りした「ストームグラス」。不思議でとてもきれい。

うちにあるのは、台座なしの小さいほうですが、それでもじゅうぶんステキです。