ちょうどよくて、ちょっといい日々。

主婦/母親の管轄って果てしなく広範囲ですよねぇ。。。「カエデノオト」の別館です。

戸建て住宅、エクステリアの苦労いろいろ〜オープン外構の極小庭に起こるできごと〜


◆土があれば雑草は生え、放置すればどんどん増える…

2017-18年の冬はものすごく寒かったと思うのですが、ここのところぐんぐん暖かくなって、とても早い桜の便りになりましたね。近所の桜ももうすっかり満開で、入学式の頃まで持ちそうにありません。

桜と青空

桜と青空。キレイです。

桜のつぼみが膨らみはじめる少し前、暖かかったり寒かったりを繰り返す頃から個人的に気になり始めるのが

庭の雑草

です。

「庭」といっても我が家はホントに小さな土のスペースが3か所あるのみ。1か所あたりの広さは、100均で売っている一番小さいレジャーシートぐらい。ですが

どんなに小さなスペースでもそこに土があれば雑草が生える

「それを手入れするのはその家の住人しかいない」ということを、今の家を建てて引っ越してはじめた迎えた春に、身をもって知ったのでした。。。

◆「戸建てなら、少しでいから緑が欲しい」と思うもの

家を建てるとき、普通は「外構費は別途」ということが多い(ほとんど?)です。庭やガレージ、敷石、フェンス等々、外のあれこれは家本体とは別に費用を用意しなくてはならない、ということです。
我が家を建ててくれたデベロッパーは、

「家を建てさせていただいたご縁に感謝しておうちのシンボルツリーを進呈いたします。簡単なお庭づくりはサービスでやらせていただきます」

と言ってくれていました。

…まぁ、その費用もどんぶり勘定な家本体の価格に含まれていたのかもしれません。もともとオープン外構(塀や門扉がない)のつくりでしたから。

せっかく、マンションじゃなく土地付きの家を買ったのだから、少しは緑が欲しいよね。
あんまり広いと手入れが大変だし、そもそもそんなスペースは確保できないんだから、ほんと少しでいいよねー。アクセント程度でね。

と、相談の結果、

  • ガレージと玄関まわりはコンクリート敷き。アクセントにラインを入れ、そこには白い玉砂利を入れる
  • 小さな3か所の「庭」はアイビーで覆う
  • シンボルツリーとしてシマトネリコとカエデを植える
  • その他の部分は白い玉砂利を敷く

ということになりました。
アイビーで覆われた庭、は、私の希望でもありました。入居直前の竣工写真に写るちいさな庭はほんとに美しいです。大満足でした。

◆当たり前だけど植物は生きている。だからその姿はどんどん変わっていきます

植物は生き物。その姿はどんどん変わります。日当たりなど、環境によっても育ち方はいろいろなようで…

我が家のアイビーは、あっという間に巨大化していきました。

葉は大きく厚く、色はどんどん濃くなり、茎はどんどん太くなりまるで枝のよう。
すごい勢いで伸びて道路にはみ出し、家の基礎に張り付き…

「ちょっとこれ、ぜんぜんかわいくないっ!」

見ていてだんだん腹がたつように。

アイビー

あかるい緑の葉が新葉。暗い色のは越冬したもの。一面にあったものをかなり減らして、少しだけ残しました

家の基礎部分に張り付いてしまったアイビーをとろうとすると、なかなかとれません。その強さにびっくりしました。家の壁に植物を這わせるのは、壁(塗装)にとってよくないと言われていましたが、なるほどこういうことか、と納得。。。張り付くのが塀ならともかく、家本体というのはちょっと避けたいですね。植物を這わせる仕様の壁ならばいいかもしれませんが。

そして、ごわごわしたアイビーには、いろんなものがひっかかるんですよ。

いろんなものというのは、風で飛んでくるゴミですね。お菓子の袋とか、レジ袋とか、そういうもの。

「ゴミは自宅に持ち帰りなさいよっ」

と心で叫びながら、掃除します。ウチのじゃないと放置しておきたいところですが、ウチのアイビーにひっかかっているのですから、我が家の印象がどんどん悪くなります。塀があればゴミが飛んで入ることは少ないでしょうし、入ったとしても外からは見えませんが、オープン外構は丸見えです。

◆家の外の手入れ不足はけっこう目立つ。その家の住人の印象も悪くなりかねない…

マンションならば、植栽の管理は業者が定期的にやってくれることでしょう。費用は管理費から捻出されるのではないかと思います。戸建ての場合はそういうのがありませんから、全部自分たちでしなければなりません。

定期的に業者さんをお願いしたら、小さなスペースでもなかなかの費用になります。こぎれいな外観をキープしようと思ったら、こまめな掃除や手入れが必要、ということです。これ、時間と手間がかかって、けっこうたいへん。家の中の掃除と同じで、長い間放置してしまうと、手をつけるのがイヤになったり、知らないうちに巨大化した植栽と格闘するようなことになってしまいます。

家の外はさっぱりときれいにしておきたいものです。街を歩いていて、手入れをしていることがわかる家と、そうでない家があったら、両方を見て自分がどう思うかということです。

新築当時のピカピカ状態はそう長くキープできません。いちばん短命なのが、植栽です。

周囲のお宅を見回すと、植物の種類は違えど皆さん同じような苦労をされているようですねぇ。

芝は放っておくと枯れるか伸びすぎるか雑草が加わるか。石畳に沿った細いラインようなスペースの芝でも、荒れると目立ちます。
ユキヤナギもぼーぼー成長するとえらいことになっていますね。
アジサイも梅雨時は瑞々しくてすてきですが、短期間で巨大化するうえ、枯れた花は茶色くドライになって、あまりきれいではありません。
玉砂利の間からは雑草が顔を出し、放置すると根付いちゃったり。

つまりやっぱり、土のある場所は定期的な管理が欠かせないということです。

これから家を建てる予定のみなさん、どうぞご注意を!

雑草

玉砂利部分は申し訳ないけれど、除草剤で枯らすことにしています。当初は手で抜いていましたが、増殖に追いつかなくて…

シャワータイプが断然おすすめです。