◆未だ局地的に違う保育事情を知るツイート
先日、こんなRTが流れてきて、目にとまりました。
「0歳を保育園に入れて仕事したい」と保健師さんに相談したら「仕事を始める前に保育園だけじゃなくて病児保育も必ず見学に行って登録しておきなさい。そして保育園から呼び出しの電話が来たらその場で翌日の病児保育の予約を入れなさい」。この助言が一番役に立ったので今後復職する人にも伝えたい。
— 高川朋子 (@darkmatter_tomo) 2018年1月28日
病児保育って、最近は当たり前にあるの?
で、保健師さんがそんな助言をくれるって!
そうかー、すごいなー。進歩だなー。
我が子が保育園にお世話になっていた頃は(既に10年近く前の話!)、そんなの近くにはなかったよ。メディアでちらちら見聞きするくらいで…
と思っていたら、こんなリプライが。
奇跡的だと思います。関西で病児保育ほぼ利用してる人いません、、 https://t.co/01UKA8rIx3
— 加藤久恵 (@hisaeka) 2018年1月28日
あ、やっぱそうなんだ、と思う関西在住。
利用している人いない、どころか、私がいま住んでいる市にはいまも「ない」。
調べてみたら、となりの市に小児科がやっているものがあるようでした。10年前にもあったとして、この市在住ではないけれど利用資格があったとして、私はここを利用しただろうか…と脳内でイメージしてみたけれど、距離の問題、移動手段の問題、いろいろあって使うことはできなかったのではないかと思いました。
私の仕事は在宅です。在宅仕事で保育園に入れたのは本当に有り難かったです。こどもが病気したときは保育園を休ませて、看病しながら仕事をする。当然、全然はかどりません。こどもが病気の間ははかどらなくても何とかなる程度の内容の仕事だったということです。
ご近所さんはどうだったかなーと見渡すと、フルタイム勤務のお向かいさんは毎日、近隣の市に住む祖父母が車でやってきて保育園にお迎えしています。同じくフルタイム勤務の仲良しのご近所さんは、奥さんのご両親が同じ町内の売家を買って引越してこられました。
こどもの同級生の仲良しお母さんのところは、市のファミリーサポートに申し込んだら偶然お隣さんで、とても長くお世話になれたとのこと。保育園の送り迎えはほとんど毎日お願いしていたそうで…
みんな、それぞれができる範囲でなんとかやっています。保育園事情は局地的に違います。自分が住んでいるところの今現在の事情がどうであるかは、本当に「運次第」だと思います。本来ならそんなことではダメなんだと思いますけどね。。
◆「ファースト・ペンギン」になれますか?と問われたら
話は出産前にさかのぼりますが、私が以前勤めていた職場には子持ちの女性などひとりもおらず、「子持ちで続けるなど不可能」と職場の女性全員が思うようなところでした。だからやめることに躊躇は全くなかったし、このスキルを持って同業他社への転職…なんてこともはじめから考えなかった。今思えば先のことを考えない、いきあたりばったりな人生です。いろいろと先行きは不安だし、女の行き方についてもやもやと考えてしまうことも多々。
辞めた直後ぐらいだったか、私の職場には子持ち女性はいなかったし、ありえないという空気だった、と年長の知り合いに言ったところ、
「じゃあ誰かが一人目にならないといけないんだね」
と言われたことがとても印象的で心に残っています。
これ、まさに、最近よく聞く言葉でいうと「ファースト・ペンギン」だな。
そのペンギンに、どんな困難が待ち受けているか、想像しただけでつらくなる。
そういうひとが現れ、あとに続くひとが現れ、そうしてその職場は変わっていく。たぶんスピードはものすごくゆっくりです。
誰でもなれるものではないと、すごく思います。
◆「運」のせいにしたら、ちょっぴり気持ちが晴れることもあり。
過去のそんなことも含め、子持ちでけっこうな年齢の自分が新しく外で仕事をしようにも立ちはだかっているたくさんの障壁があって、八方塞がりだなーとモヤモヤしていたとき、そのあたりをツイッターで愚痴っていたらあるフルタイム勤務ママさんが
「勤め先がどういう環境か、子育てしながらホントに働き続けられるかとかいうのはほんとに運なところがすごい大きいから」
とリプライをくれたことがあって。
だから、自分の力だけではどうにもならないし、自分がイケてないわけでもないのだと。
ちょっと救われました。
運。
自分ではどうにもできない、見えない力。
ときには、思うようにいかないことを「運」のせいにするのもありかな、と思ったんです。
自分ばかりを責めてしまいそうな時とか。
どうしてもうまくまわらないときとか。
運が悪かったなー
そう思うことは、決して逃げているのではない、と思うことにしたんです。
ちょっと前向きになれる、不思議なおまじないみたいなものだ、と。
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